定期接種に関して
当院では、月曜〜金曜日の14:00〜15:00の時間帯で予防接種(定期接種)を実施します。Webから予約をお願いします。
津島市・愛西市・弥富市・あま市・海部郡の個別予防接種指定医療機関ですので、該当する市町村の予診票はそのままご利用頂けます。
当院は、愛知県広域予防接種事業の協力医療機関ですので、里帰り出産などで、上記以外の愛知県内の市町村にお住まいの方は、居住地域の保健センターにて「広域予防接種連絡票」の事前申請が必要です。
持ち物
- 予診票
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 子ども医療費受給者証
(特に、予診票・母子健康手帳を忘れて来院されると接種できませんので、お気をつけ下さい)
0歳児の予防接種は種類も回数も多く、特に最初から、一つ一つ予約を入れていくのは大変かもしれません。下記に記した「おすすめ予防接種デビューの一例『0歳児』」を参考にしてみて下さい。
途中まで他院で接種されたり、少し間隔が空いてしまい、どれから接種すれば良いか分からないなど、不安・疑問などありましたら、スタッフまでご相談ください。
おすすめ予防接種(定期接種)デビューの一例
『0歳児』
- 肺炎球菌・Hib・4種混合・B型肝炎・ロタ の各1回目(計5種類)
- 前回の各2回目(計5種類)
- 肺炎球菌・Hib・4種混合・ロタ の各3回目(計4種類)
- BCG
- B型肝炎の3回目
生後1ヶ月
1ヶ月検診を終えたら、ワクチン接種の準備(予約)を考えてください。
下記のように4週間ごとに接種を繰り返すため、”都合の良い曜日”を家族で検討して下さい。
(この方法だと接種間隔ミスや予定忘れなどが起こりにくいと思います。)
生後2か月
生後3か月
(接種1回目から4週間後)
生後4か月
(接種2回目から4週間後)
生後5ヶ月〜
生後8ヶ月〜1歳前
ひとまず、これで0歳時期の予防接種(定期接種)は終了です。
『1歳児』
1歳の誕生日が近づいてきたら、誕生日プレゼントの検討と併せて、1歳時期の予防接種の準備(予約)を考えて下さい。
0歳時期よりは種類も数も多くないので、スケジューリングは難しくありませんが、保育園へ通ったり、子供が出入りするところへ出かけたりする機会が増えたりと、風邪などによる発熱が増え、接種できない(延期する)ケースが出てくることが予想されますので、早めのスケジューリング&接種をお勧めします。
- MR・水痘・(おたふく)の各々1回目
計3種類(もしくは2種類) - 肺炎球菌・Hib・4種混合 の各々4回目(計3種類)
- 水痘の2回目
1歳0ヶ月
注)おたふくは基本、任意接種になります。地域により助成があるところもあります。かかれば(罹患)いいという考え方もありますが、重篤な合併症がありますので接種をお勧めします。
1歳4か月以上
(上記接種から4週間以上あけて)
<1歳の最初の接種(MRなど)と一緒に接種するのでもOK>
1歳6ヶ月
『3歳〜小学校入学までに接種するもの』
- 日本脳炎
- MR
- おたふくかぜ(任意)
1期初回:3歳で2回
(初回とありますが、6〜28日空けて2回接種必要)
1期追加:4歳で1回
(前回接種から約1年後)
2期:5歳〜7歳未満
(保育園:年中〜年長相当)で1回
日本小児科学会では、5〜7歳未満での2回目の接種を推奨しています。
『小学校〜小児科卒業
(=中学3年生)までに接種するもの』
- 日本脳炎:2期 9歳〜13歳未満
(小学3年生〜6年生) - DT(2種混合):11歳〜13歳未満
(小学5年生〜6年生) - HPV(ヒトパピローマウィルス):
12歳〜16歳女児
(小学6年生〜高校1年生)
上記のような期限内での接種が出来なかったり、忘れていたりするケースもご相談ください。
(接種特例があったり、キャッチアップ事業があったりします。)
「参考資料・サイト」
その他の予防接種(任意接種)
季節性インフルエンザ
(10月〜12月)
通常外来診療時間の中に、インフルエンザ接種用の時間帯を設けて、接種していく予定です。詳細が決まり次第、HPやGoogle、Lineにてご案内させて頂きます。
※ 点鼻タイプに関しては下記項目で接種条件をご確認ください。
接種期間
期間:10月~12月
接種日
お知らせをご参照ください。
接種回数
注射タイプ
13歳以上:0.5ml 1回
3歳〜12歳:0.5ml 2回
6ヶ月〜3歳未満:0.25ml 2回
(2回接種の場合、接種間隔は2〜4週で問題ないですが、なるべく4週開けることをお勧めします)
点鼻タイプ
2歳~19歳:1回
接種費用
お知らせをご参照ください。
インフルエンザ予防接種(点鼻タイプ)
- 新しい接種方法。
- 2~19歳が使用可能。
- 1回の接種で終了。
- 注射型とは異なるワクチン。
- 注射型と比べて割高。
- 接種後に鼻水や鼻づまりがでる可能性があります。
- 鼻水や発熱がある状態では接種できません。
接種条件
接種できない方
- 重篤な喘息の方
- ゼラチンアレルギーの方
- 免疫異常や免疫不全のある方
同【下記該当する方が同居していると接種できません】
- 2歳未満の子供が同居している方
- 妊娠を予定しているか、妊娠、授乳 している方が同居している方
- 免疫異常や免疫不全の方が同居している方
- 副腎皮質ホルモン剤を使用している方が同居している方
点鼻タイプは生ワクチンのため、接種後3~4週間は同居者が感染する可能性があります。
詳しくは、メーカーの注意情報をご参照ください。
メーカーによる注意情報
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)の接種をご希望の方へ
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト点鼻液)の接種を実施するにあたり、接種を受けられる方の健康状態を把握する必要があります。そのため、裏面の予診票にできるだけ詳しくご記入の上、医師の診察をお受けください。
なお、お子さまの場合、健康状態をよく把握している保護者の方がご記入ください。
ワクチンの効果と副反応
本ワクチンはインフルエンザウイルスを弱毒化した生ワクチンです。接種後に体の中で増えたワクチンウイルスに対する免疫ができ、インフルエンザウイルスの感染を予防します。
一方、本ワクチンの接種に伴う副反応として、鼻閉・鼻漏、咳嗽、口腔咽頭痛、頭痛などがみられることがあります。また重い副反応としてショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)や、海外ではベル麻痺を含む脳神経障害、脳炎、けいれん(熱性けいれんを含む)、ギラン・バレー症候群(手足に力がはいらない、しびれ、食べ物が飲み込みにくい、呼吸が苦しいなど)、血管炎(発熱、頭痛、倦怠感、紫斑、紅斑など)などが報告されています。
なお、副反応による健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた方または家族が独立行政法人 医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。
詳しくは独立行政法人 医薬品医療機器総合機構のホームページ(https://www.pmda.go.jp/)をご覧ください。
予防接種を受けることができない方
- 明らかに発熱している方(通常は37.5℃を超える場合)
- 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 過去に本ワクチンに含まれている成分で、アナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のひどいじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を起こしたことがある方
- 明らかに免疫機構に異常のある疾患をお持ちの方、免疫抑制をきたす治療を受けている方
- 経口または注射の副腎皮質ホルモン剤を使用している方
- 妊娠していることが明らかな方
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
予防接種を受ける際に医師と相談していただく方
- ゼラチン含有製剤またはゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)などの過敏症を起こしたことがある方
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性の発疹などのアレルギーを疑う症状がみられた方
- 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある方
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 重い喘息のある方または喘鳴の症状のある方
- 薬の服用または食事(鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもの)で発疹が出たり、体に異常をきたしたことのある方
- 発育が遅く、医師、保健師の指導を受けている方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方(接種前1カ月間避妊していない方)、授乳中の方
- サリチル酸系医薬品(アスピリンなど)、ジクロフェナクナトリウム、メファナム酸を服用している方
予防接種を受けた後は以下の点に注意してください
- 接種後は、ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、血管性浮腫など)が起こることがありますので、医師とすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。
- 接種当日は過激な運動は避けてください。また、健康状態に十分注意し、体調の変化、高熱などの異常な症状を呈した場合には、すぐに医師の診察を受けてください。なお、接種当日の入浴は差支えありません。
- 妊娠が可能な方は、接種後2カ月間は妊娠しないように注意しましょう。
- 接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えましょう。
第一三共株式会社 予診票裏面 転記