鎮咳・去痰薬の処方について

現在、風邪に対する処方に使われる鎮咳・去痰薬の供給が、社会的に逼迫している状況です。
中でも鎮咳薬(咳止め)は、インフルエンザの流行もあり、かなり切迫してします。
特に子供の場合、粉やシロップの状態で供給されている薬となると、更に種類が制限されてくるため厳しい状況です。

お隣のサンサン薬局さんも製品入手に多大なる労力を頂いていますが、日に日に状況が厳しくなってきているようです。
当院でも影響が出てきています。

例えば、在庫切れの薬剤を別の薬剤に変更したり、複数の薬局と電話でのやり取りや処方箋の出し直しなど、診察の合間に対応しています。
この作業によって、通常の診察に遅れが出始めており、対策が必要と感じています。

つきましては、当面の間、下記対応とさせていただきます。

・処方する場合は、処方上限を5日〜1週間分とします。

・症状・状態を診て、咳止めの処方をしない場合もあります。例えば、鼻水が咳の原因である場合など、真の原因を解消することで咳を軽減させられる場合は、そのような処方を行います。

より多くの子ども達に公平な処方ができるよう、このような対応をさせて頂きたく思います。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。